ウズベキスタンのシャフカット・ミルジヨエフ大統領は、10月にベルギー王国を訪問する予定で、EUとの関係を新たなレベルに引き上げる重要な合意、特に「拡大パートナーシップ・協力協定」の署名が期待されている。
近年、ウズベキスタンはヨーロッパとの関係を積極的に強化し、地域の安定と経済発展に貢献している。国内の民主化・経済改革により、労働慣行や綿花産業の改善が進み、EUからも戦略的パートナーとして認識されている。
経済面では、過去8年間でGDPは2倍に成長し、投資額も増加。EU諸国との貿易・投資関係は拡大しており、GSP+制度の恩恵により輸出機会も拡大した。ベルギーとの貿易はまだ規模は小さいが、製薬、果実・野菜加工、軽工業製品などで共同事業や輸出拡大の可能性がある。
ウズベキスタンは若く成長する人口を有し、貧困削減と生活水準向上により、国内市場が拡大中。これにより、EU企業の投資や技術導入がさらに促進され、エネルギー・インフラ分野での協力が進むことが期待される。